上白糖
日本人の好みのしっとりしたソフトな感じと風味を持ち、一般的に白砂糖と言われています。調味用、菓子用、飲み物用など何にでも合います。日本で使われている砂糖の約半分が上白糖です。ショ糖97.80%、転化糖1.3%、水分0.08%、灰分0.02%
グラニュ糖
上白糖より結晶粒径が比較的大きく、水分の少ないサラサラとした蔗糖分の高い砂糖です。くせのない甘さで、香りを楽しむコーヒーや紅茶、素材の風味を生かしたお菓子つくりに使われます。ショ糖99.95%、転化糖0.01%以下、水分0.01%以下、灰分0.01%以下
三温糖
黄褐色をした砂糖で上白糖やグラニュ甘味は濃厚で特有の風味があります。成分は蔗糖分が低く転化糖・灰分が多く煮物、佃煮・パン菓子類などに強い甘さとコクがでます。ショ糖95.4%、転化糖2.1%、水分1.6%、灰分0.4%
中双糖
結晶の大きさは白ざら糖とほぼ同じです。黄褐色をしています。独特なまろやかな風味があり、漬物や煮物によく使われます。ショ糖99.7%、転化糖0.05%、水分0.03%、灰分0.03%
白双糖
グラニュ糖より結晶が大きく無色透明で光沢があり、美しく仕上げる高級菓子やゼリー、果実酒などの使われます。ショ糖99.95%、転化糖0.01%以下、水分0.02%以下、灰分0.01%以下
黒糖
さとうきびの絞り汁をそのまま煮沸濃縮し、加工しないで冷却して製造されるもの。黒砂糖の代表的なもので、日本では主に沖縄や鹿児島において生産される。かりんとうや駄菓子に使われています。ショ糖75〜86%、転化糖2.0〜7.0%、水分5.0〜8.0%、灰分1.3〜1.6%
加工黒糖
グラニュー糖や上白糖などの原料となる原料糖と1)の黒糖を溶解・ろ過し、再度焚きなおして、冷却し製造される。
さとうきび由来の黒糖特有の風味やミネラルを含み、原料糖をブレンドすることにより品質のブレが軽減されるため、黒糖に比べ生産量および品質が安定している
さとうきび由来の黒糖特有の風味やミネラルを含み、原料糖をブレンドすることにより品質のブレが軽減されるため、黒糖に比べ生産量および品質が安定している
氷砂糖
氷のように見える大きな結晶が特徴です。溶けるのに時間がかかるので果実酒に使われます。キャンディとしてそのまま食べたりします。ショ糖99.8%、転化糖0.06%、水分0.06%、灰分0.01%
粉砂糖
グラニュ糖を粉砕してつくる粒子の細かい砂糖です。果物にふりかけたり、ケーキやクッキーにふりかけたりします。ショ糖99.8%、転化糖0.02%、水分0.02%、灰分0.01%
和三盆
日本の伝統的な製法で作る黄褐色の砂糖です。粒子が非常に細かく口溶けが良いので高級和菓子の原料として使われます。ショ糖95.18%、転化糖1.425%、水分0.16%、灰分0.755%